東京おもちゃ美術館

土曜日のこと。
朝、携帯を開くとひえちゃん(藤田女流1級)からメールが届いていた。

「どうぶつしょうぎのこども大会があります(略)よかったらきてください!!!」

HPを見るとおもしろそうなので息子を誘うと、「おかあさんと2人じゃイヤ」と断られる。
…あれ?もうそういうお年頃??
少々凹みながらも一緒に行ってくれる相手を探す。
が、急な話でなかなか見つからない。
あまりにも見つからなくて息子も私も不機嫌になってきた。
「もうだれでもいいから!」というキレる息子に、「誰でもいいって言ったな!?」と逆ギレする私。
結果、大崎さん(詰将棋作家)が選ばれた。

午後、3人で四谷にある東京おもちゃ美術館に到着。
館内のひとつひとつの部屋をまわるが、これが楽しい。
楽し過ぎるおかげで、どうぶつしょうぎのブースにたどりついた時には、こども大会は終了間近だった。

息子は最近将棋から遠ざかっているし、まぁ、いいか。
そう思っていたら、ひえちゃんが「来てくれたのぉ」と迎えてくれ、息子を席に座らせてくれた。
息子は同じ年くらいの子と一局指すことになった。
嫌な予感がしつつも後はまかせようと、私は「駒作りコーナー」へ行く。
すると3分もしないうちにひえちゃんが困った顔をして私のところへ来た。
「あのぉ、『うちのルールとちがう』って言ってるんだけど…」
見に行くと息子のライオン(王様)が相手の子の駒台にあった。
「ライオンはとっちゃダメなんだよ…」下を向き、ぼそっと言う息子。
瞬時に状況を理解をし、息子に「まけました」を言わせようと押さえつけるが、脱走。
将棋嫌いは母ゆずりか…。

密かに楽しみにしていた「駒作り」は終了しており、紙に升目を書いて絵を描く「盤作り」に参加する。

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「大崎作」
升目の中に県名と名物が描いてある。
「島根って何があったっけ?」と大崎さんに聞かれたので、どうせ描けないだろうと思いつつも「ひこにゃん」と応えたら、彼は上手にひこにゃんを描いた。
ちなみにひこにゃんは滋賀県だったみたいです。

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「伊奈作」
理想の間取り(=1人暮らし仕様)。
洗面所付近に息子の描いたカビのような物体が繁殖しているのが気になる。

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「息子作」
複数のくねくね=ヘビらしい。
画力は父ゆずりか…。

おもちゃ美術館を閉館ギリギリまで堪能し、出張帰りの旦那と東京駅で合流し、4人で栄ちゃん(飯島六段)家に流れこむ。
そこでも息子は将棋を指すことを断固拒否(詰将棋はなぜか承諾)。
うむ…。どうぶつしょうぎの前にまずはぴょんぴょんしょうぎか。
by inaw | 2009-09-01 01:03
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