第3局2日目の夜のこと。
いつものように私は息子と一緒に19時に就寝。
ぐっすり眠っていると、玄関で物音がした。
『…ん、泥棒?』
そう思いながらも眠くて体を起こすことが出来ず、再び目を閉じた。
朝起きると旦那が家にいた。
対局が早く終わったため、旅館には泊まらず帰ってきたようだ。
私 「どこに行ってたんだっけ?」
旦那「岩手」
私 「んーっと、岩手ってどこだっけ?描いて」
紙とペンを用意する。
私 「それじゃあどっちが東北ちゃんと描けるか競争ね」
旦那 「そんなの描けるよぉ」
お互い背を向け、きゅっきゅ東北地方を描く。
描き終え、ヤフーの地図で確認。
おぉ!我ながらきちんと描けているではないか。
自分の記憶に満足し、横にいた旦那の紙をのぞく。
私 「………」
えーっと、君は今日本当に岩手から帰ってきたの?
私 「……ねぇ、この紙を写真撮って日記に載せていい?」
旦那 「えー!絶対だめ!!」
ちっ……こんな素敵な地図をお蔵入りにするなんてもったいない。
さて、第4局は熊本です。