私は本を読むのが好きだ。
しかし読むのが遅い。
頭の中にその情景を思い浮かべ、それを胸にぎゅっぎゅ押し込んでからでなければ次のページに進めない。
この遅読法、小説を読む時には感情移入がするりと出来て良いのだが、レポートを作成するための資料を読む時には不便である。
進まない進まない進まない進まない…とにかく先へ進まない。
それでも若い頃は、本が体に染み込むようでこの方法で良かった。
しかし年になると時間がやたらかかるわりに、染み込んだ情報が一瞬で蒸発してしまう。
まぁ、そんなわけで今日もレポートが終わらないのです。
ぷしゅー……(蒸発中)