息子が1歳の時のこと。
近所の公園で遊んでいると、小学生が声を掛けてきた。
「君、何年生?」
息子は何年生も何も幼稚園にすら行っていない。
何を言ってるんだこの子は。
私は小学生を眺めていた。
「何年生?一緒に遊ぼうよ」
小学生の手にはフリスビーが握られていた。
1歳の息子にフリスビーは無理だろ。
私は小学生を眺めていた。
「ねぇ、何年生?中学生?」
小学生は私の方を見て言った。
あまりに信じられない質問に唖然としてしまった。
「に、にじゅうご……」
私がうつむきながらもごもご答えると、小学生は唖然としていた。