吉祥寺の街をてくてく歩いていた。
ふと、以前「本もらってください企画」でメールをくれた人が、この辺で紅茶屋さんをやっていると書いてあったことを思い出した。
うろ覚えながら細い路地に入っていくと……あったあった。
中に入ると若くてさわやかな店員さんが2人。
どちらもカフェで本を読んでいるのが似合いそうな雰囲気の人で、将棋道場で野次を飛ばしたりする雰囲気の人ではない。
いや、メールをくれた人を見付けたところで声を掛ける勇気など私にはなく、向こうがこちらの将棋臭を嗅ぎ分けてくれるのをドキドキ待つしかないのだが。
今度この紅茶屋さんに行く時は、将棋盤を小脇に抱えて颯爽と行ってみよう。