悪魔

パソコンの前に座って日記を書いていると後頭部に何かがこつんとあたった。
頭をなでながら下に目を向けると、紙ひこうきが落ちていた。
拾うとそこには何かが書かれているのが分かった。
破れないように丁寧に広げてみる。

『日記なんて書いてる場合じゃないんじゃないのー?留年しちゃうよー』

びっくりして振り向くと悪魔がにやにや笑いながら手を振っていた。

ずっと遠巻きに私を見ていたそんな彼だったが、最近は本気で私を陥れようとしている。
毒だんごをこねたり、穴を掘り出したり、寝ている間に私のおでこに「留年」と書いたり。
こんな拙い日記でも拙い人間が書くと意外と時間が掛かる。
彼の思うつぼにだけはなりたくないので今年度の提出物が終わるまで自粛しよう。


銀河戦表彰式、結局マイクを奪えませんでした。
by inaw | 2008-01-30 14:59
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