朝起きるとクリスマスツリーの下にプレゼントが置かれていた。
透明の袋から見えるジジの姿に目玉を真ん丸くする息子。
歓喜の声をあげながらプレゼントに飛びつき、急いで包みを開ける。
ジジを抱きしめ「サンタさんきたね!」と興奮気味に言う。
対局の朝寒そうにしていた旦那には革の手袋。
早速両手ににはめ「これ、あったかいね」と言う。
…………私のは?
何かを思い出したようで気まずそうな旦那。
あわててパソコンをつけアマゾンのページを開く。
「年末実家に届くかもね。着払いで、あはは…」
……もういいです。
一足先に実家に帰らせていただきます。