研究会でお菓子を選ぶ時、手が汚れず、片手で食べられるものを選ぶ。
けれど
前回、ねるねるねるねだけはあまりにも魅力的で、買ってしまった。
研究会が始まり、旦那が「水くれない?ねるねるねるね作るんだって」と台所にやってきた。
きたぁぁぁ!!と喜んで水を持って研究部屋へ行くと、藤森くん(四段)がひっかかっていた。
「ねるねるねるね、作ってください」私は足を正した。
「俺、こういう作り方とか説明書、読めないんで」ねるねるねるねの袋を渡された。
「説明書ってほどの物でもないから」またまたぁと私は笑った。
「いや、読めないんで」真面目な顔で返された。
「子供でも分かる説明書だから」
「いや、読めないんで」
「……」
旦那並の逸材到来か。